培養角膜内皮細胞注入後の嚢胞様黄斑浮腫:発生率、危険因子および視力予後

本総説は、培養ヒト角膜内皮細胞(cHCEC)注入後の嚢胞様黄斑浮腫(CME)について、発生頻度と危険因子に関する現時点のエビデンスを整理し、特にプロスタグランジンアナログ使用が主要な関連因子であることを示すとともに、視機能転帰と管理戦略を概説する。

直腸癌手術におけるColovacデバイスと回腸ループストーマ造設術の比較

本統合解析では、直腸癌に対する低位前方切除術後におけるColovac縫合保護デバイスと標準的回腸瘻を比較し、安全性と有効性を評価した。その結果、主要合併症率および吻合不全率は同等であり、オストミー回避の有望な可能性が示された。

クローン病の肛門周囲瘻孔形成性疾患における新規治療標的:TL1A-LTα1β2/IL-22軸の全貌

本研究では、TL1Aで活性化されたCD4+ T細胞が、クローン病の肛門周囲瘻孔形成性疾患(PFD)患者の直腸粘膜において特異的な細胞変化および分子変化を誘導することが示され、TNFシグナル伝達とは独立した新規のTL1A-LTα1β2/IL-22軸が、治療上重要な意義を持つことが明らかになった。

安全性と再発リスクの両立をどう見るか:大腸大型ポリープに対するコールドスネア vs ホットスネア切除

本メタ解析は4件のRCTを比較し、大きな大腸ポリープに対するコールドスネア法とホットスネア法の成績を検討した。コールド切除では重篤な有害事象は少ない一方、再発は多く、とくに高度異型を伴う腺腫でその差が大きかった。

急性虚血性脳卒中後の入院リハビリテーションと主要有害心血管イベント:臨床的意義とエビデンスの統合

急性虚血性脳卒中(AIS)後に回復期リハビリテーション病棟(IRF)へ退院した患者は、自宅または熟練看護施設(SNF)への退院と比べ、1年以内の主要有害心血管イベント(MACE)リスクが低い。

機械学習で精度を高めたステロイドプロファイリングによる先天性副腎ステロイド合成障害の迅速診断

本稿では、LC-MS/MSによるステロイドプロファイルを用いて先天性副腎ステロイド合成障害(CDAS)を高精度かつ迅速に診断する、検証済みの機械学習決定木モデルを概説する。臨床判断の質向上と患者転帰の改善に資する内容である。

女性・小児のテストステロン基準範囲に新たな合意 2024年PCOS Challenge–CDCステークホルダー会議の成果

ステークホルダーの合意により、女性、思春期女児、小児を対象とした年齢・性別別テストステロン基準範囲の標準化に向けた工程表が示され、アンドロゲン関連疾患の診断と診療改善が目指される。

高尿酸血症男性の減量と尿酸管理:エネルギー制限DASH食・炭水化物制限食・低プリン体食の比較

12週間のランダム化試験により、エネルギー制限下のDASH食、炭水化物制限食、低プリン体食が、過体重または肥満を伴う高尿酸血症男性の減量と血清尿酸値に及ぼす影響を比較し、食事遵守率および痛風発作リスクに注目した。