心臓移植後早期拒絶反応を捉える新規バイオマーカー「HEARTBiT」— トランスクリプトーム解析で切り開く低侵襲診断

心臓移植後早期拒絶反応を捉える新規バイオマーカー「HEARTBiT」— トランスクリプトーム解析で切り開く低侵襲診断

HEARTBiTは新規のトランスクリプトミック・バイオマーカーであり、心臓移植後1年以内の中等度から高度の急性細胞性拒絶反応を高精度に検出する。特に術後早期の高リスク期間において、生検に代わる低侵襲な選択肢となる。
腹部大動脈瘤の病態を解く:炎症と脂質代謝をつなぐエピジェネティクス

腹部大動脈瘤の病態を解く:炎症と脂質代謝をつなぐエピジェネティクス

エピゲノム全体を対象とした研究により、炎症経路および血中脂質形質に関連するDNAメチル化マーカーが腹部大動脈瘤の発症に因果的役割を果たすことが示され、リスク予測の改善と治療標的化に向けた可能性が示された。
南アフリカにおける10価・13価肺炎球菌結合型ワクチンの乳児初回接種後、5歳までの免疫原性:ブースター追加を伴う延長RCT追跡

南アフリカにおける10価・13価肺炎球菌結合型ワクチンの乳児初回接種後、5歳までの免疫原性:ブースター追加を伴う延長RCT追跡

本総説は、南アフリカのランダム化比較試験におけるPCV10およびPCV13の1+1/2+1小児接種スケジュールを比較した長期免疫原性データを統合したものである。PCV13の1+1スケジュールは5歳まで持続的な免疫を維持し、既存の接種プログラムにおけるスケジュール最適化を支持する。
超早産・超低出生体重で生まれた人の成人ウェルビーイングを左右する小児期予測因子:34年コホート研究からの知見

超早産・超低出生体重で生まれた人の成人ウェルビーイングを左右する小児期予測因子:34年コホート研究からの知見

縦断研究により、超早産児および超低出生体重児として出生した人々における成人期の機能プロファイルの違いが明らかとなり、小児期の認知能力が成人後の社会経済的・社会的に良好な転帰を予測する重要因子であることが示された。
高リスク乳児の重症RSVを長期に防ぐclesrovimab:2シーズン無作為化試験からの知見

高リスク乳児の重症RSVを長期に防ぐclesrovimab:2シーズン無作為化試験からの知見

第3相試験では、長時間作用型モノクローナル抗体であるclesrovimabが、重症RSV疾患のリスクを有する乳児において、連続する2つのRSV流行期を通じて安全かつ忍容性良好であることが示され、長期RSV予防における有用性が支持された。
38%silver diamine fluorideが切り開く新たな小児う蝕治療――米国の重度幼児う蝕に対する非侵襲的ブレークスルー

38%silver diamine fluorideが切り開く新たな小児う蝕治療――米国の重度幼児う蝕に対する非侵襲的ブレークスルー

大規模ランダム化試験により、38% silver diamine fluoride(SDF)が、重度幼児う蝕を有する幼児の象牙質う蝕病変を効果的に停止させ、安全で非侵襲的な治療選択肢となることが示され、FDA承認を支持する結果が得られた。
小児1型糖尿病における行動介入:家族中心の多要素戦略で血糖管理を最適化する

小児1型糖尿病における行動介入:家族中心の多要素戦略で血糖管理を最適化する

更新されたメタアナリシスにより、1型糖尿病の若年者に対する行動介入はHbA1Cを小幅に改善することが示され、とくに単一焦点型プログラムよりも家族中心の多要素アプローチが優れていることが明らかになった。

ラテン系家族の乳幼児リテラシー支援を強化:テキストメッセージと地域資源紹介の有効性を検証した3群RCT

630組のラテン系養育者―乳児ペアを対象としたハイブリッドRCTにより、テキストメッセージと地域資源紹介が一次医療のリテラシー促進を補強し、言語発達、社会情緒的発達、養育行動の改善に寄与することが示された。
自己腎と移植腎のBKポリオーマウイルス腎症を比較する:マッチドコホート研究からみた臨床・病理学的考察

自己腎と移植腎のBKポリオーマウイルス腎症を比較する:マッチドコホート研究からみた臨床・病理学的考察

本研究は、自己腎と移植腎に発症するBKポリオーマウイルス腎症の臨床的・病理学的・予後上の差異を明らかにし、自己腎BKPyVNでは重症度が高く転帰不良であることを示すとともに、高リスク患者における早期発見の重要性を強調している。