新生児早発型敗血症における抗菌薬投与期間の最適化:DURATION試験が示すエビデンス

デンマークの多施設試験により、培養陰性の早発型敗血症を有する後期早産児および正期産児では、臨床所見に基づき個別化した約3日間の抗菌薬治療が、標準的な5〜7日間治療と同等に安全であり、抗菌薬曝露を有意に減少させることが示された。

思春期・若年成人における5価髄膜炎菌MenABCWYワクチンの免疫原性と安全性:後期臨床試験の統合エビデンス

本レビューでは、第2相および第3相試験データを統合し、5価MenABCWYワクチンがMenB-fHbpおよびMenACWY-CRMワクチンと比べて免疫学的に非劣性であり、忍容性も良好であることを示した。これにより、思春期・若年成人における侵襲性髄膜炎菌感染症に対する、簡便で有効な接種戦略が提示される。

超早産児の遅発性敗血症はどう変化したか:14年間の集団ベース研究が示す病原体動向

超早産児における遅発性敗血症(LOS)は、2010年から2017年にかけて減少したが、その後は再増加しており、主として非CoNSグラム陽性菌およびグラム陰性病原体、特に黄色ブドウ球菌とKlebsiella属の感染増加が背景にある。

ABOまたはRhD不適合を有する低リスク新生児における直接抗グロブリン試験の役割の再評価

ルーチンDATは、低リスクのABO不適合およびRhD不適合新生児において、経皮ビリルビンモニタリングに比べて追加の臨床的価値が限定的である。選択的DAT使用へのガイドライン転換を支持し、母体抗体スクリーニングの重要性を強調する。

デュクラバシチニブによるTYK2標的化:全身性エリテマトーデスにおける第2相PAISLEY試験からみた薬力学的知見

経口選択的TYK2阻害薬デュクラバシチニブは、活動性SLE患者においてインターフェロン経路およびB細胞経路のバイオマーカーを有意に抑制し、難治性自己免疫疾患であるSLEに対する第3相試験の継続を支持する所見を示した。

一卵性双生児間腎移植でのカルシニューリン阻害薬は本当に必要か? 過剰投与を見直す

同一の免疫遺伝学的背景を有するにもかかわらず、一卵性双生児間腎移植レシピエントの半数はカルシニューリン阻害薬を継続しており、25年間にわたり拒絶反応の減少や移植腎生存率の改善という明確な利益は示されていない。このことは、この特殊な集団における免疫抑制実践の厳密な再評価を求めるものである。

固形臓器移植レシピエントにおけるHPV関連肛門異形成:移植特異的な粘膜免疫機能障害を探る

固形臓器移植レシピエントでは、移植に特有の免疫抑制変化により、HPV関連肛門異形成および肛門癌のリスクが高まる。移植に適合した粘膜免疫機能障害モデルは、持続性HPV感染と異形成進展を駆動する機序を明らかにし、今後のスクリーニングおよび治療戦略の構築に示唆を与える。

神経線維腫症1型における新たな血管性病変としてのチェリーアンジオーマ:疫学と病態機序の新知見

Cherry angiomas は Neurofibromatosis Type 1(NF1)患者で有意に高頻度かつ若年で出現し、血管細胞における NF1 の両アレル不活化と関連していた。本発見は NF1 の血管表現型を拡張し、NF1関連血管症を理解するための新たなモデルを提供する。

皮膚筋炎におけるBrepocitinibの皮膚転帰:第3相ランダム化臨床試験と二次解析からのエビデンス

Brepocitinibは選択的TYK2/JAK1阻害薬として、国際第3相試験において、皮膚筋炎患者の皮膚病変コントロール、そう痒軽減、QOL改善を52週間にわたり迅速かつ持続的に示し、許容可能な安全性プロファイルを示した。

第4世代コヒーシブ型乳房インプラント破損に伴うシリコーン腋窩リンパ節症:臨床的知見と手術所見との関連

第4世代コヒーシブ型シリコーン乳房インプラント破損に伴うシリコーン腋窩リンパ節症(SAL)を検討し、インプラント使用年数および破損型との強い関連を示した研究。患者管理の指針となる重要所見を提示している。