米国における婦人科がん診断の格差(2001~2019年)――人種、社会的脆弱性、専門医アクセスの影響

米国の婦人科がん約140万例を解析した結果、人種・民族マイノリティ、社会的脆弱性の高い地域、そして婦人科腫瘍専門医への地理的アクセスがない女性では、進行期でがんが診断される可能性が高いことが示された。これは、対象を絞った介入の必要性を示唆する。

一次乳房増大術におけるB-Lite軽量乳房インプラントの中長期臨床成績:前向き多施設研究

本前向き多施設研究により、B-Lite軽量乳房インプラントは、一次乳房増大術において高い有効性、患者および術者双方の極めて高い満足度、ならびにインプラント後5年まで良好な安全性プロファイルを示すことが確認された。

卵巣癌の間隔減量手術における残存病変・手術範囲予測のCTモデルを検証する

本研究は、進行卵巣癌における術前化学療法後の残存病変を予測する MSKCC のCTベースモデルを評価し、識別能は限定的である一方、臨床パラメータの最適化により改善することを示した。CT所見は術前計画の指標となるが、複雑な手術を完全には除外できない。

女性退役軍人における尿失禁の重症度と治療成績に及ぼす心理的・トラウマ関連因子

本研究では、心理的ストレス、不安、PTSD、軍関連性暴力が、女性退役軍人における尿失禁の重症度上昇および行動療法への反応に関連することが示され、トラウマ・インフォームド・ケアの重要性が裏付けられた。

閉経後ホルモン療法はアルツハイマー病の神経病理に関係するのか:大規模コホート研究が示す新知見

本総説では、閉経後ホルモン療法(menopausal hormone therapy, MHT)、とくにエストロゲン単独療法が、アルツハイマー病の神経病理学的変化および臨床的認知症リスクの低下と関連することを示した最新エビデンスを整理し、バイオマーカーとの相関、臨床転帰、ならびに閉経後女性における治療戦略への示唆を概説する。

前胸筋上直接インプラント挿入乳房再建は、単回で完結する有力な選択肢か?

本研究では、前胸筋上直接インプラント挿入乳房再建を検討し、2段階再建と比べて合併症率と総手術回数が少ない一方、軽微な審美的修正は増えることが示された。DTIは、安全で有効な単回再建オプションとして支持される。

一般的リスク妊娠における常染色体劣性疾患に対するcell-free DNA検査の評価:多施設前向き研究

本前向き多施設研究は、一般的リスクの妊娠においてcfDNA胎児リスクスクリーニングが常染色体劣性疾患を高い特異度で正確に同定し、従来の保因者スクリーニングと比べて陽性的中率も改善することを示し、一次スクリーニング法としての有用性を支持している。

早期子宮頸癌におけるセンチネルリンパ節生検と骨盤リンパ節郭清の比較:生活の質と罹患アウトカムからみたSENTIX試験の知見

SENTIX試験では、早期子宮頸癌において、センチネルリンパ節生検が骨盤リンパ節郭清と比較して、生活の質を維持し、リンパ浮腫の発生率を低下させ、術後早期合併症を減少させることが示された。