再発・難治性大細胞型B細胞リンパ腫におけるIPIリスク因子がCAR T細胞療法と同種移植の予後に与える影響

本研究は、再発・難治性大細胞型B細胞リンパ腫(LBCL)におけるIPIリスク因子に基づき、CAR T細胞療法と同種造血幹細胞移植の転帰を比較した。低リスク患者ではCAR T細胞療法で良好な生存が示された一方、高リスク症例ではalloSCTの重要性が示唆された。

化学療法を使わない初回治療戦略:indolent B-cell 非ホジキンリンパ腫における mosunetuzumab と response-adapted polatuzumab vedotin+obinutuzumab

化学療法を用いない新規レジメンとして、mosunetuzumab に response-adapted の polatuzumab vedotin と obinutuzumab を組み合わせることで、未治療の indolent B-cell NHL において高い完全奏効率と持続的な無増悪生存が示され、安全性も良好であった。

小児・若年成人の分化型甲状腺癌サバイバーにおける二次原発悪性腫瘍の長期リスク:40年に及ぶ実臨床研究

分化型甲状腺癌を克服した小児・若年成人では、二次原発悪性腫瘍の長期リスクが有意に高く、とくに放射性ヨウ素治療がそのリスク上昇と関連していた。長期サーベイランスと個別化治療の必要性を示す。

米国がん手術の待機期間はなぜ延びるのか:全国動向・予測因子・診療への示唆

2012年以降、米国の主要ながんにおいて診断から初回手術までの待機期間は著明に延長し、特に脆弱な集団と高ボリュームの大学病院で不均衡に長くなっていた。これらの結果は、システムレベルでの介入が急務であることを示している。

ラテンアメリカにおける低リスク乳頭甲状腺癌への熱焼灼療法:多施設研究が示した有望な初期成績

ラテンアメリカで実施された大規模研究により、ラジオ波焼灼療法はT1a低リスク乳頭甲状腺癌に対する安全かつ有効な低侵襲代替治療であり、18か月の追跡で腫瘍消失率は極めて高く、合併症は最小限であったことが示された。

HER2発現を問わず有望な効果:進行唾液腺癌におけるトラスツズマブ レゼテカン

第II相試験により、トラスツズマブ レゼテカンはHER2高発現およびHER2低発現の進行唾液腺癌の双方で有意な抗腫瘍活性を示し、管理可能な安全性プロファイルも確認された。治療選択肢の限られる難治性悪性腫瘍に新たな希望をもたらす結果である。

切除可能な第III期メラノーマに術前病変内Daromunが有望:PIVOTAL第III相試験更新で明らかになった効果

更新されたPIVOTAL第III相試験データにより、中央値36.8か月の追跡期間において、切除可能な第III期メラノーマに対する術前病変内Daromunが再発無病生存および遠隔転移無病生存を有意に改善し、新たな安全性上の懸念は認められないことが示された。

BRAF V600変異陽性進行悪性黒色腫におけるspartalizumab併用の長期生存ベネフィット:COMBI-I試験からの知見

COMBI-I試験では、BRAF V600変異陽性進行悪性黒色腫患者において、spartalizumabをdabrafenibおよびtrametinibに追加することで、当初の無増悪生存期間エンドポイントは達成されなかったものの、6年以上の追跡後に全生存期間の改善が示されました。

肺がん検診の受診継続率を高めるには:健康コミュニケーションと段階的リマインダー介入のランダム化試験から得られた知見

多施設ランダム化試験により、一次診療医と患者の双方を対象とした多層的段階的リマインダーが、年1回の肺がん検診の遵守率を大きく改善する一方、健康コミュニケーション単独では不十分、あるいは逆効果となり得ることが示された。
子宮内膜上皮内腫瘍・子宮体がん診療における代謝・肥満外科――SGO–SAGES 共同声明の要点

子宮内膜上皮内腫瘍・子宮体がん診療における代謝・肥満外科――SGO–SAGES 共同声明の要点

2026年の SGO–SAGES 臨床実践声明を、EIN と子宮体がんを有する女性への多職種診療に代謝・肥満外科をどう組み込むべきかという観点から、エビデンスに基づいてわかりやすく整理した要約。