肺炎関連ARDSにおけるTISA-818の第II相試験:2023年の世界的な定義に基づく良好な安全性および早期の有効性シグナル

肺炎関連ARDSにおけるTISA-818の第II相試験:2023年の世界的な定義に基づく良好な安全性および早期の有効性シグナル

第2相ランダム化試験により、抗炎症性モンテルカスト・デカペプチド結合体である TISA-818 はARDS患者において安全性が高く、特に非挿管患者で呼吸転帰を改善する可能性が示され、より大規模な試験を支持する結果となった。
高リスク乳児の重症RSVを長期に防ぐclesrovimab:2シーズン無作為化試験からの知見

高リスク乳児の重症RSVを長期に防ぐclesrovimab:2シーズン無作為化試験からの知見

第3相試験では、長時間作用型モノクローナル抗体であるclesrovimabが、重症RSV疾患のリスクを有する乳児において、連続する2つのRSV流行期を通じて安全かつ忍容性良好であることが示され、長期RSV予防における有用性が支持された。
スペインにおける脳死下臓器提供の変化:神経集中治療と臓器提供動向の全国的概観

スペインにおける脳死下臓器提供の変化:神経集中治療と臓器提供動向の全国的概観

本総説では、スペインの2015年から2024年までの全国データを統合し、脳死下臓器提供(DBD)の減少と、循環死後臓器提供(cDCD)の増加が相殺する形で進行している実態を示す。あわせて、臓器提供経路に影響を与える神経集中治療の実践の変化についても概説する。
敗血症における体温推移のサブフェノタイプに関する国際的検証:免疫・凝固特性および免疫グロブリン療法の意義の解明

敗血症における体温推移のサブフェノタイプに関する国際的検証:免疫・凝固特性および免疫グロブリン療法の意義の解明

本研究は、中国の大規模ICUコホートで体温推移に基づく敗血症サブフェノタイプを検証し、免疫・凝固障害と死亡率の関連を示した。さらに、免疫グロブリン療法への反応がサブフェノタイプ間で異なり、とくに低体温患者で有益性が示唆された。
心停止後の神経予後予測における定量的瞳孔計測:2施設共同研究からの知見

心停止後の神経予後予測における定量的瞳孔計測:2施設共同研究からの知見

本2施設共同研究では、心停止後昏睡患者の神経予後予測において、定量的瞳孔対光反射(qPLR)と EEG、SSEPs、NSE を比較評価した。その結果、各指標との強い相関が示された一方で、感度および予測価値には限界があることが明らかになった。

血漿sRAGEバイオマーカーがARDSの個別化肺リクルートメント戦略を導く:LIVE試験からの知見

ベースライン血漿sRAGE値は、ARDSにおける肺リクルートメントの死亡率改善効果の差を識別し、炎症性表現型とは異なり、個別化換気戦略の構築を可能にする。sRAGE高値患者はリクルートメント手技の恩恵を受ける一方、低値患者ではリスク上昇が認められる。

ICU治療は「過剰」あるいは「不適切」か?オランダの全国調査が明らかにする発生率、関連因子、および患者の転帰への影響

本全国調査では、ICU臨床医の26%が少なくとも1人の患者についてケアを不適切と認識しており、その認識は倫理的風土やチーム動態と関連し、死亡や重度障害を含む患者転帰不良を予測した。

ショック評価をさらに高精度に:蘇生TEE併用経食道肺超音波の実現可能性と臨床的意義

人工呼吸管理下のショック患者において、経食道肺超音波を蘇生目的経食道心エコーに組み合わせることで、追加の手技時間を最小限に抑えつつ、術者報告によるショック病因の同定率が向上し、臨床的有益性の可能性が示された。