閉経後ホルモン療法はアルツハイマー病の神経病理に関係するのか:大規模コホート研究が示す新知見

本総説では、閉経後ホルモン療法(menopausal hormone therapy, MHT)、とくにエストロゲン単独療法が、アルツハイマー病の神経病理学的変化および臨床的認知症リスクの低下と関連することを示した最新エビデンスを整理し、バイオマーカーとの相関、臨床転帰、ならびに閉経後女性における治療戦略への示唆を概説する。

前胸筋上直接インプラント挿入乳房再建は、単回で完結する有力な選択肢か?

本研究では、前胸筋上直接インプラント挿入乳房再建を検討し、2段階再建と比べて合併症率と総手術回数が少ない一方、軽微な審美的修正は増えることが示された。DTIは、安全で有効な単回再建オプションとして支持される。

一般的リスク妊娠における常染色体劣性疾患に対するcell-free DNA検査の評価:多施設前向き研究

本前向き多施設研究は、一般的リスクの妊娠においてcfDNA胎児リスクスクリーニングが常染色体劣性疾患を高い特異度で正確に同定し、従来の保因者スクリーニングと比べて陽性的中率も改善することを示し、一次スクリーニング法としての有用性を支持している。

早期子宮頸癌におけるセンチネルリンパ節生検と骨盤リンパ節郭清の比較:生活の質と罹患アウトカムからみたSENTIX試験の知見

SENTIX試験では、早期子宮頸癌において、センチネルリンパ節生検が骨盤リンパ節郭清と比較して、生活の質を維持し、リンパ浮腫の発生率を低下させ、術後早期合併症を減少させることが示された。

妊娠糖尿病亜型がもたらす長期心代謝リスク:10~14年前向き研究からの示唆

本研究では、妊娠糖尿病(GDM)の異なる亜型が、分娩後10~14年時点で前糖尿病、糖尿病、メタボリックシンドローム、心血管疾患のリスク上昇と関連することが示され、罹患女性に対する長期フォローアップを亜型別に行う必要性が強調された。

産後骨盤臓器脱に対する電気刺激バイオフィードバック併用骨盤底筋訓練の長期効果を検証する

ランダム化比較試験により、骨盤底筋訓練に電気刺激バイオフィードバックを追加すると、産後骨盤臓器脱の長期的な解剖学的改善は限定的である一方、筋力は向上するが、生活の質の有意な改善は得られないことが示された。

過体重および肥満の女性におけるセマグルチド曝露が妊娠中の体重増加と妊娠転帰に及ぼす影響

本研究では、過体重または肥満女性における妊娠前および妊娠中のセマグルチド曝露が、妊娠中体重増加と主要な妊娠転帰に与える影響を検討し、リスク上昇は子宮内曝露よりも治療中止に伴うリバウンドに由来する可能性を示した。
子宮内膜上皮内腫瘍・子宮体がん診療における代謝・肥満外科――SGO–SAGES 共同声明の要点

子宮内膜上皮内腫瘍・子宮体がん診療における代謝・肥満外科――SGO–SAGES 共同声明の要点

2026年の SGO–SAGES 臨床実践声明を、EIN と子宮体がんを有する女性への多職種診療に代謝・肥満外科をどう組み込むべきかという観点から、エビデンスに基づいてわかりやすく整理した要約。