黄斑中心窩無血管帯拡大を上回る、ベースライン深層毛細血管叢虚血の早期糖尿病網膜症合併症予測能

深層毛細血管叢の geometric perfusion deficit で定量化した虚血は、黄斑中心窩無血管帯拡大よりも早期かつ高リスクの糖尿病網膜症合併症を予測し、GPDd が個別化モニタリングのバイオマーカーとして臨床的に有用であることを示している。

STEMI一次PCIにおける静脈内ニコランジル:CLEAN試験と関連エビデンスからみた臨床的示唆

CLEAN試験は、STEMIに対する一次PCIへの静脈内ニコランジル併用が12か月臨床転帰を有意に改善しないことを示した。微小血管への利益は示唆されるものの、長期死亡率や梗塞サイズ低下は一貫せず、無選別患者への routine 使用には慎重な解釈が必要である。

円形脱毛症に対するウパダシチニブの長期有効性と安全性:実臨床エビデンスと機序的知見の包括的レビュー

本レビューでは、円形脱毛症に対するウパダシチニブの最新エビデンスを統合し、長期有効性、安全性、治療反応予測因子に焦点を当てるとともに、Wangらによる実臨床の後ろ向き研究を中心に、臨床データと機序的知見の進展を概説する。

13歳でのスマートフォン入手が青年期のうつ、肥満、睡眠に及ぼす影響:コホート研究のエビデンス統合

本レビューは、13歳でのスマートフォン取得・使用が14歳時のうつ病、肥満、睡眠不足とどのように関連するかを整理し、単なる取得よりも使用強度が健康リスクを媒介すること、さらに行動的対策が有害転帰を軽減し得ることを示す。

Cryptogenic Steatotic Liver Disease:肝関連死亡リスクを高める痩身型表現型の解明

Cryptogenic steatotic liver disease(SLD)は、従来の心代謝性危険因子を有しないlean表現型を示しながら、肝障害プロファイルの不良および肝関連死亡率の上昇と関連する。これは、lean SLD集団の中に十分認識されていない高リスク亜群が存在することを示している。

内科レジデントの糖尿病診療能力を高める:体験型と従来型のcontinuous glucose monitoringカリキュラムの比較

体験型continuous glucose monitoring(CGM)カリキュラムは、従来型アプローチと比較して、内科レジデントの実践的患者ケア技能に対する自信を有意に高め、レジデンシー・プログラムへの実技中心CGM教育の導入を支持する。

Medicare Advantageは2型糖尿病の転帰を改善できるか:費用増大のなかで臨床面と社会面の影響を検証する

Medicare Advantage(MA)は、費用が高いにもかかわらず、Original Medicare(OM)と比べて2型糖尿病の転帰改善や関連する社会的ニーズの軽減に有意な優位性を示さず、効果的な支出戦略の必要性を浮き彫りにしている。

高齢の潜在性甲状腺機能低下症におけるレボチロキシン治療と心代謝バイオマーカー:包括的レビュー

高齢の潜在性甲状腺機能低下症に対するレボチロキシン治療は、心代謝バイオマーカー全体への影響が限定的である一方、TSH高値例では恩恵が得られる可能性があり、治療効果は一様ではないことと、個別化治療戦略の必要性を示している。

2型糖尿病における週1回IcoSemaと毎日投与グラルギンU100:COMBINE 4第3b相試験のエビデンスと関連する最新知見

COMBINE 4試験では、週1回投与のIcoSema(icodec+semaglutide)が、インスリン未使用の2型糖尿病患者において、1日1回投与のインスリングラルギンU100と比較して、より良好な血糖コントロール、体重減少、低血糖の減少を示した。これは、icodecを用いた補完的な第3相試験群によっても支持されている。

大麻吸入の急性影響:心臓性期外収縮、身体活動、睡眠、血糖をめぐる臨床エビデンスと機序的知見の統合

本総説は、最近のランダム化試験データと観察研究を統合し、大麻吸入が心臓性期外収縮、身体活動、睡眠、血糖に及ぼす急性影響を整理する。さらに、不整脈との複雑な関連と臨床的意義を概説する。

心房細動とアルツハイマー病における経口抗凝固薬、認知機能、臨床転帰――スウェーデン全国規模研究が示す知見

本レビューは、心房細動とアルツハイマー病を有する患者において、NOACsの使用が認知機能低下の遅延および臨床転帰の改善と関連することを示すエビデンスを統合し、ワルファリンや非使用に対する優位性を強調する。

肺がん検診の受診継続率を高めるには:健康コミュニケーションと段階的リマインダー介入のランダム化試験から得られた知見

多施設ランダム化試験により、一次診療医と患者の双方を対象とした多層的段階的リマインダーが、年1回の肺がん検診の遵守率を大きく改善する一方、健康コミュニケーション単独では不十分、あるいは逆効果となり得ることが示された。

形質細胞腫に対するレナリドミドと経口アザシチジン併用放射線治療:パイロット試験と今後の展望

本総説では、形質細胞腫に対するレナリドミドおよび経口アザシチジンと放射線治療の併用に関するエビデンスを整理し、新規診断例および再発例における安全性、予備的有効性、ならびにトランスレーショナルな理論的背景を概説する。

l-カルニチンが切り開くヒト造血幹・前駆細胞再生の代謝制御:機序的洞察と治療応用

本総説は、脂肪酸酸化を介してヒト造血幹・前駆細胞の再生におけるl-カルニチンの中心的役割を示すエビデンスを統合し、代謝プロファイリングの進展と再生医療へのトランスレーショナルな可能性を概説する。

小児近視抑制における双面複合デフォーカス眼鏡の有効性と安全性:エビデンスを総覧する

本総説では、双面複合デフォーカス(DSCD)眼鏡レンズに関するエビデンスを統合し、小児における近視進行抑制および眼軸長伸長抑制に有意な有効性が認められることを示すとともに、他の眼鏡ベース介入や機序的知見との関連から位置づけている。

米国の傷害医療費を総覧する:機序、人口学的特性、支払者の視点から

本総説は請求データに基づくエビデンスを統合し、2022年の米国における傷害関連医療費が1,067億米ドルに達したことを示すとともに、機序、人口学的特性、支払者別の支出パターンを明らかにし、外傷医療システムの設計および医療政策への示唆を提示する。