小児近視抑制における双面複合デフォーカス眼鏡の有効性と安全性:エビデンスを総覧する

本総説では、双面複合デフォーカス(DSCD)眼鏡レンズに関するエビデンスを統合し、小児における近視進行抑制および眼軸長伸長抑制に有意な有効性が認められることを示すとともに、他の眼鏡ベース介入や機序的知見との関連から位置づけている。

タンザニアにおける専門医への紹介を要する糖尿病網膜症の検出を目的とした4つのAIシステムの性能比較:実臨床環境での評価

本研究は、タンザニアにおける糖尿病網膜症スクリーニングを目的に、4つの市販AIシステムを評価し、紹介対象DRおよび増殖糖尿病網膜症に対して高い感度を示した。資源制約のある環境での実装に向けた重要な検討事項も示されている。

GLP-1受容体作動薬使用者における視神経乳頭crowdingとNAIONリスク層別化:大規模多施設研究からの知見

本多施設共同研究では、GLP-1受容体作動薬曝露のある非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)患者と非曝露患者の間で視神経乳頭crowdingに差は認められず、むしろ小さいcup-to-disc ratioがNAIONリスク上昇と強く関連することが示された。

小児発症ブドウ膜炎の診断遅延をどう減らすか:その要因と対策を読み解く

英国全土を対象とした本研究は、小児非感染性ブドウ膜炎における診断遅延に寄与する主要因子を特定し、視力を脅かす合併症を予防するためには、プライマリ・ケアでの認識向上と円滑な紹介経路の整備が必要であることを示した。

小児・思春期の近視管理に役立つ新指標:世界規模の眼軸長パーセンタイルチャート

地域別・性別別の新しい眼軸長パーセンタイルチャートは、児童・青少年の近視モニタリングと管理に重要な基準値を提供し、地域差を明らかにするとともに、増加する近視率に対する的確な介入を後押しする。

Descemet膜内皮角膜移植術の1年成功を左右する因子:Diabetes Endothelial Keratoplasty Studyからの知見

本稿は、角膜内皮機能障害に対するDMEKの術後1年成功率に影響する因子を検討し、Diabetes Endothelial Keratoplasty Study(DEKS)の結果に基づいて、手術合併症およびドナー・受容者因子の影響を明らかにする。
2型糖尿病におけるGLP-1受容体作動薬と虚血性視神経症リスク:Target Trial Emulationによるエビデンス

2型糖尿病におけるGLP-1受容体作動薬と虚血性視神経症リスク:Target Trial Emulationによるエビデンス

本研究では、GLP-1受容体作動薬と虚血性視神経症リスクの関連を、SGLT2阻害薬およびDPP-4阻害薬との比較で評価した。その結果、GLP-1RAsでは小さいながらも統計学的に有意なリスク上昇が認められ、とくに心血管疾患または眼疾患を有する高齢男性で顕著であった。
中等度加齢黄斑変性における中心窩先行・中心窩外先行萎縮を見分けるOCT予測因子:臨床的意義とバイオマーカーの示唆

中等度加齢黄斑変性における中心窩先行・中心窩外先行萎縮を見分けるOCT予測因子:臨床的意義とバイオマーカーの示唆

iAMDにおいて、ベースラインの中心窩OCT病変の種類はcRORAの発症部位を予測する。HRFと病変型はリスク層別化と萎縮進行時期の推定に有用であり、開発中のdry AMD治療に重要な示唆を与える。
クローン性造血と遺伝的素因が加齢黄斑変性リスクに及ぼす相乗効果:UK Biobank大規模コホートからの知見

クローン性造血と遺伝的素因が加齢黄斑変性リスクに及ぼす相乗効果:UK Biobank大規模コホートからの知見

本コホート研究では、クローン性造血の潜在的意義不明(CHIP)が加齢黄斑変性(AMD)のリスクを独立して高め、特に高い遺伝的感受性を併せ持つ高齢者でその影響が増幅されることが示された。