心不全における心血管・腎臓・代謝の多疾患併存:有病率、予後への影響、駆出率表現型別の臨床的意義

心不全における心血管・腎臓・代謝の多疾患併存:有病率、予後への影響、駆出率表現型別の臨床的意義

心不全患者の大半は複数の心血管・腎臓・代謝系病態を併存しており、これらは独立して死亡および再入院リスクを増大させる。とくにHFrEFでその影響が大きく、駆出率に応じた統合的管理戦略の必要性が示唆される。

ポルトガル50歳以上成人の心不全:PORTHOS研究が示した有病率と主要表現型の実態

PORTHOS研究では、ポルトガルの50歳以上成人における心不全有病率が16.5%であり、その90%以上がHFpEFで、しかも大半が未診断であったことが示された。高齢化集団に対するより強力なスクリーニング戦略の必要性が浮き彫りになった。

CXCL9/CXCL10-CXCR3+ CD8+ T細胞軸を標的とする:圧負荷心不全における抗PD-1抗体関連心毒性の解明

抗PD-1抗体は、CXCR3+ CD8+ T細胞の浸潤を促進して心筋細胞のミトコンドリア機能をgranzyme Bおよびperforinを介して障害し、圧負荷誘発性心不全を増悪させる。本研究は、心毒性を軽減するための新たな免疫病態機序と治療標的を明らかにした。