小児MOG抗体関連疾患では、初発時の早期治療強化が再発リスクを下げる

小児ミエリンオリゴデンドロサイト糖タンパク質抗体関連疾患(MOGAD)では、初発時にステロイドを超える急性期免疫療法へ強化することで、1年以内および中期追跡での再発が有意に減少し、疾患経過を変え得る重要な治療機会が示された。

婦人科がんサバイバーの在宅認知訓練パイロット試験――実施可能性と患者中心の知見

本総説は、婦人科がんサバイバーにおけるCRCIに対する自宅ベース認知トレーニングの実施可能性、アドヒアランス、患者経験に関するエビデンスを統合し、臨床的意義と介入設計最適化に向けた方向性を示す。

アフリカ人やせ型2型糖尿病と過体重/肥満例で異なる合併症パターン:個別化管理への示唆

アフリカ人の2型糖尿病患者では、やせ型群は過体重/肥満群と比べて網膜症と脳卒中のリスクが高い一方、高血圧と心血管疾患リスクは低く、インスリン抵抗性ではなくインスリン分泌低下を背景とする独自の糖尿病表現型が示されており、個別化治療の必要性が示唆される。

心房細動患者におけるクローン性造血と無症候性脳病変・認知機能低下の関連:統合レビュー

クローン性造血(CHIP)は、心房細動患者における無症候性脳病変の増加および進行性の認知機能低下と有意に関連しており、患者管理および今後の研究に示唆を与える新たな神経血管リスク因子であることが示されている。

認知症患者の手術意思決定をどう進めるか:臨床上の課題と示唆

認知症患者の手術意思決定では、認知症の認識の難しさ、介護者への依存、エビデンスに基づくガイドラインの不足など、臨床医は多面的な課題に直面している。これらは、より良いコミュニケーションと統合的なケア経路の必要性を示している。

急性脳卒中における血栓回収療法前テネクテプラーゼの有効性はベースライン虚血負荷で変わる:BRIDGE-TNK試験からの知見

BRIDGE-TNK試験の事後解析により、急性大血管閉塞脳卒中では、血管内血栓回収療法前の静脈内テネクテプラーゼが、ベースライン虚血が広範な患者(ASPECTS <8)で機能的自立を有意に改善する一方、軽度虚血の患者(ASPECTS 8–10)では利益がなく、潜在的なリスクが示されることが明らかになった。

神経フィラメント軽鎖Zスコアの変化に基づく、再発型多発性硬化症患者における治療モニタリングの精緻化

血清ニューロフィラメント軽鎖(sNfL)のZスコア変動は、再発型多発性硬化症(RMS)における治療反応のモニタリングを強化し、従来の臨床評価およびMRI評価を補完する予後情報として疾患活動性の予測に寄与する。

髄膜腫管理を見直す:治療は横ばいでも発生率が急増、画像サーベイランスは過剰か

2010年から2023年にかけてデンマークでは髄膜腫の発生率が倍増した一方、治療率は横ばいであった。フォローアップ画像は広く行われていたが、管理変更につながることはまれであり、リスク適応型サーベイランス戦略の有用性が示唆された。

心房細動における虚血性脳卒中の修飾可能な危険因子としての痛風:FinACAF研究からの知見

本研究は、フィンランド全国コホートにより、痛風が心房細動患者の虚血性脳卒中リスクを高めること、また尿酸降下療法が脳卒中発症の低下と関連することを示した。痛風は、脳卒中リスク層別化と管理における修飾可能な因子となる可能性がある。