レチノイン酸により誘導されるCD16^hi^CD177+好中球:ステロイド抵抗性消化管GVHDに対する新規治療標的

レチノイン酸によって増加したCD16hiCD177+好中球が、ステロイド抵抗性消化管移植片対宿主病(GI-GVHD)を媒介する。レチノイン酸受容体の阻害は、マウスモデルでステロイド感受性を回復し転帰を改善し、新たな治療戦略の可能性を示した。

再発性憩室炎におけるQOLと再発を検証:結腸切除術と経過観察を比較した前向き多施設研究

本多施設前向き研究では、再発性S状結腸憩室炎に対する結腸切除術が、疾患特異的QOLを改善し、1年再発を経過観察より低減することが示され、外科的意思決定に有用な知見が提供された。

慢性膵炎の形態別手術を再考する:欧州多施設研究が示した課題と、統一ガイドライン刷新の必要性

欧州多施設前向き研究により、慢性膵炎に対する形態ベース手術の実践には大きなばらつきがあり、現行ガイドラインとの整合性だけでは短期成績の明確な優位性は示されなかった。切除術、膵実質温存術、small-duct disease に関する推奨を統一し、より明確化する必要性が浮き彫りになった。

アカラシアは食道扁平上皮癌と腺癌のリスクにどう影響するのか:北欧5か国の大規模症例対照研究から見えたこと

包括的な多国間研究により、アカラシアは食道扁平上皮癌のリスクを独立して有意に高める一方、食道腺癌との関連は限定的で、その多くは胃食道逆流症によって媒介されることが示された。

CLE(共焦点レーザー内視鏡)ガイド下除去食は過敏性腸症候群の症状を改善しない:無作為化比較試験

無作為化比較クロスオーバー試験の結果、共焦点レーザー内視鏡(CLE)所見に基づく個別化除去食は、模擬食と比べて過敏性腸症候群(IBS)症状を有意に改善しなかった。さらに、CLEで検出された粘膜変化は非特異的であり、健常者にも認められた。