糞便カルプロテクチンによるGI-GVHD診断・モニタリングの新展開

注目ポイント

  • 糞便カルプロテクチン(fecal calprotectin, FC)は、同種造血幹細胞移植(allogeneic hematopoietic stem cell transplantation, allo-HSCT)後の消化管移植片対宿主病(gastrointestinal graft-versus-host disease, GI-GVHD)に対する有望な非侵襲的バイオマーカーである。
  • FCは、移植後+21日目前後のGI-GVHD予測において中等度から高い予測精度を示し、診断時の内視鏡的重症度とも相関する。
  • FC値は有効な治療後に有意に低下するため、治療反応の評価を含む疾患モニタリングに有用である。
  • 併存感染によりFC値は上昇しうるが、鑑別能は大きく損なわれないため、解釈には臨床的文脈を踏まえた総合判断が必要である。

背景

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