入院中のCGM、インスリンポンプ、AIDシステムの安全な使用法:国際的なポジションステートメントの要点解説

2026年国際ポジションステートメントの要点を、病棟での持続血糖モニタリング(CGM)、インスリンポンプ、自動インスリン投与(AID)の継続・導入に関する安全第一の実践的推奨として整理した要約。

縦断的システムモデリングで読み解くチルゼパチドとセマグルチドの定量的知見

本研究は縦断的モデリングを用いて、2型糖尿病における空腹時血糖に対するチルゼパチドとセマグルチドの効果を比較し、チルゼパチドの優れた血糖コントロールが主としてインスリン非依存的な肝糖産生抑制の強さによることを明らかにした。

神経由来細胞外小胞バイオマーカーから読む脳代謝:CNSインスリン抵抗性におけるPPARγ作動薬とGLP1受容体作動薬の役割

本総説は、臨床試験エビデンスを統合し、PPARγ作動薬およびGLP1受容体作動薬が神経精神疾患・神経変性疾患における脳インスリンシグナルのバイオマーカーを調節すること、さらに末梢のインスリン抵抗性改善を超えたCNS特異的代謝作用を示すことを明らかにする。

1型糖尿病は何歳で発症したかが予後を左右する:スウェーデン全国コホートが示す死亡・臓器合併症への影響

1型糖尿病(Type 1 Diabetes, T1D)は、発症年齢が若いほど全死亡、心血管死亡、腎合併症のリスクが高くなる。1年発症が遅れるごとに予後は改善し、スウェーデン全国コホートの知見は、早期介入と年齢に応じたリスク層別化の重要性を示している。

エンパグリフロジンは2型糖尿病の多様な患者集団で一貫した心血管利益を示す:EMPRISEリアルワールド研究からの知見

エンパグリフロジンは、2型糖尿病の高齢者において、主要心血管イベント、心不全による入院、死亡を社会人口学的・心血管リスクの異なる各群で一貫して抑制し、とくに既存心血管疾患を有する患者で絶対的利益が大きかった。

葉切除後の甲状腺結節に対する低侵襲選択肢:Radiofrequency Ablationの有用性

Radiofrequency ablation (RFA) は、片側甲状腺葉切除後の残存葉に生じた甲状腺結節に対して、安全かつ有効な治療法を提供します。合併症を最小限に抑えながら、甲状腺機能を保ったまま、結節体積を大きく縮小できる点が特徴です。

下垂体腺腫の組織学的サブタイプ:先端巨大症における手術成績と疾患コントロールへの影響

本研究は、先端巨大症における下垂体腺腫の組織学的サブタイプが、術後の寛解および疾患コントロールに及ぼす影響を評価した。その結果、統計学的に有意な差は認められなかったが、乏顆粒型腺腫では寛解率低下の傾向が示された。

妊娠中のポリ内分泌代謝性卵巣症候群が母体・新生児転帰に及ぼす影響:ネスト型前向きコホート研究からの知見

本研究は、妊娠中のポリ内分泌代謝性卵巣症候群(PMOS)が早発妊娠糖尿病および新生児転帰不良のリスクを高めることを示し、母児の健康改善に向けた早期同定と適切な管理の重要性を強調している。

アラートを行動へ:電子カルテのアラートで糖尿病自己管理支援紹介を強化する

クラスター無作為化試験により、ベストプラクティスアドバイザリー(BPA)とスタンディングオーダーを電子健康記録に統合することで、18か月にわたり糖尿病自己管理教育・支援(DSMES)への紹介率が大幅に改善することが示された。

フレイル状態別にみたセマグルチドの有効性と安全性:SELECTランダム化臨床試験の事後解析からの示唆

セマグルチドは、心血管疾患を有する過体重/肥満成人において、フレイルの程度にかかわらず一貫した心血管ベネフィットと安全性を示し、QOLとフレイル状態を改善しつつ、有害事象の増加は認められなかった。