背景
救急外来(Emergency Department, ED)は、急性期医療への重要なアクセス拠点であり、脆弱な集団にとって不可欠なセーフティネットとして機能することが多い。EDにおける適時の評価と治療は、患者転帰の最適化に不可欠であり、待機時間の長期化は罹患率および死亡率の上昇と関連している。迅速な診療の重要性は広く認識されているにもかかわらず、患者の使用言語に関連したED待機時間の格差は十分に検討されてこなかった。英語運用能力が限られる患者(limited English proficiency, LEP)は、しばしばコミュニケーション上の障壁に直面し、それが受ける医療の質と迅速性に影響し得る。
本研究は、患者の第一言語とED待機時間との関連を検討し、さらにEDの混雑がこの関連をどのように修飾するかに焦点を当てることで、この重要な知識の空白を埋めるものである。これらの動態を理解することは、急性期医療における健康公平性を向上させる戦略を策定するうえで極めて重要である。