AMLにおける骨髄破壊的 Treosulfan-Fludarabine 前処置を検証する:中年成人に有望な代替選択肢

第II相試験により、AML患者40~65歳を対象とした骨髄破壊的用量の treosulfan+fludarabine(FT14)前処置の安全性と有効性が示され、高い無白血病生存率と低毒性が確認された。選択された症例では busulfan レジメンよりも有用な代替となる可能性が示唆される。

AMLにおける寛解導入回数は移植成績に影響するか――PTCy併用同種造血幹細胞移植の検討

本研究は、急性骨髄性白血病(AML)で初回寛解に到達した患者を対象に、移植後シクロホスファミド(PTCy)を用いた同種造血幹細胞移植後の転帰を、寛解導入療法1コース群と2コース群で比較した。その結果、2コース群では再発率が高かった一方、全生存率は同等であった。

同種造血幹細胞移植レシピエントにおける敗血症性ショック:多施設ICUコホートからみた転帰・予後因子・臨床的含意

同種造血幹細胞移植後の敗血症性ショックは、90日死亡率63%と高く、病態重症度、真菌感染、好中球減少の影響が大きい。早期アミノグリコシド使用は生存との複雑な関連を示し、慎重な治療戦略の必要性が示唆される。

重度の線維化を伴う慢性移植片対宿主病におけるIL-12p40とIL-18の対照的な役割:免疫および移植後転帰への示唆

本研究は、重度線維化型慢性移植片対宿主病におけるIL-12p40とIL-18の臨床的関連の違いを明らかにし、同種造血幹細胞移植後の再発リスク、生存、および免疫応答に対する両者の異なる影響を示した。

遺伝学とMRDを統合して最適治療へ――フィラデルフィア染色体陰性成人ALLの新戦略

遺伝学的リスク層別化と measurable residual disease(MRD)を組み合わせることで、成人フィラデルフィア染色体陰性急性リンパ芽球性白血病における治療選択を精密化し、生存転帰の改善と同種造血幹細胞移植の適応判断に寄与する。

再発・難治性大細胞型B細胞リンパ腫におけるIPIリスク因子がCAR T細胞療法と同種移植の予後に与える影響

本研究は、再発・難治性大細胞型B細胞リンパ腫(LBCL)におけるIPIリスク因子に基づき、CAR T細胞療法と同種造血幹細胞移植の転帰を比較した。低リスク患者ではCAR T細胞療法で良好な生存が示された一方、高リスク症例ではalloSCTの重要性が示唆された。