急性脳内出血後の血管イベント予防における低用量コルヒチンの評価:プラセボ対照パイロット試験からの知見

本パイロット無作為化試験は、急性脳内出血後に低用量コルヒチンを用いて血管イベントを予防することの実施可能性を示し、今後の大規模研究に向けて、登録率、服薬遵守、治療中止率の検討が重要であることを明らかにした。

レジストリベースランダム化比較試験を読み解く:標準化と分類体系による臨床エビデンスの前進

レジストリベースランダム化比較試験(RRCT)は、従来のRCTと比べて効率性と外的妥当性の面で有望である一方、定義と登録基準の一貫性が不足している。提案された分類体系とCONSORT-ROUTINEの遵守により、RRCTの同定、質、臨床実践への影響の向上が期待される。
非虚血性心筋症におけるCRTは除細動器併用が必要か:DECIDE-CRTと関連研究から読み解くエビデンスと臨床的含意

非虚血性心筋症におけるCRTは除細動器併用が必要か:DECIDE-CRTと関連研究から読み解くエビデンスと臨床的含意

本レビューは、非虚血性心筋症におけるCRTへの除細動器追加が生存に及ぼす影響について、DECIDE-CRT研究を含む最新エビデンスを統合し、結果の不均一性を踏まえつつ、個別化されたリスク層別化とランダム化試験の必要性を強調する。

高リスクPCIにおける待機的左室アンローディングの評価:CHIP-BCIS3サブスタディからの知見

本CHIP-BCIS3試験サブスタディでは、複雑PCI中にmicroaxial flow pumpを用いて待機的左室アンローディングを行った場合の効果を評価し、強心薬使用の減少は認められたものの、血行動態や心筋スタンニングに対する有意な利益は示されなかった。

肺動脈弁置換術における電気生理学ガイド下外科的アブレーション:修復後ファロー四徴症成人の不整脈リスク管理を変える新たな視点

肺動脈弁置換術を受ける修復後ファロー四徴症の成人では、経験的アプローチと比較して、電気生理学ガイド下アブレーション戦略により心室頻拍の誘発性が有意に低下し、長期的な不整脈リスクも減少する。

不確実性を乗り越える:非重症COVID-19患者における抗凝固戦略の迅速なエビデンス創出と臨床応用

本稿は、非重症COVID-19患者における抗凝固療法に関するエビデンス創出の迅速化を概説し、パンデミック期において連携した試験とデータ共有が臨床ガイドラインおよび患者転帰にどのような影響を及ぼしたかを示す。
SOUL試験でみた経口セマグルチドの心血管ベネフィット:ベースラインHbA1c・BMIとその変化が臨床転帰に及ぼす影響

SOUL試験でみた経口セマグルチドの心血管ベネフィット:ベースラインHbA1c・BMIとその変化が臨床転帰に及ぼす影響

SOUL試験のこの解析では、経口セマグルチドが主要心血管イベントを減少させ、とくにベースラインHbA1cが高い症例やHbA1c低下が大きい症例で利益が大きかった一方、BMIの変化は転帰に有意な影響を与えなかったことが示された。