注目ポイント
本研究は、Bell麻痺における電気生理学的検査の予後予測上の付加的価値を、従来のHouse-Brackmann(H-B)グレードを超えて検討したものであり、特に中等度麻痺(H-BグレードIV)の患者に焦点を当てている。主要な所見として、electroneuronography(ENoG)における変性指数(degeneration index, DI)≥90%および筋電図検査(electromyography, EMG)での完全脱神経は、6か月時点の回復不良と強く関連していた。また、電気生理学的所見を初診時の臨床重症度評価に組み合わせることで、回復不全の予測モデル識別能が向上した。
