重症患者のマグネシウム補充:経腸投与はIV投与に非劣性か?ランダム化比較試験

背景

マグネシウムは、神経機能、筋収縮、心拍リズム、エネルギー産生に関与する必須ミネラルである。重症患者では、摂取不足、消化管からの喪失、利尿薬、腎機能障害、敗血症、ならびに重症疾患に伴うストレスのため、低マグネシウム血症(hypomagnesemia)がしばしば認められる。軽度の欠乏であっても、集中治療室では臨床的に重要となり得る。というのも、マグネシウム異常は、不整脈、筋力低下、ならびに低カリウム血症や低カルシウム血症など他の電解質異常の是正困難に寄与しうるからである。

重症患者に対するマグネシウム補充は、通常、静脈内投与(IV)で行われる。IVマグネシウムは集中治療において迅速かつ馴染みのある方法である一方、欠点もある。輸液機器、看護師の対応時間を要し、しばしば追加の静脈内輸液も必要となる。また、特に腎臓におけるマグネシウム処理が変化している場合、投与されたマグネシウムの多くが尿中に失われる可能性がある。経腸的アプローチ、すなわち経口または経管栄養チューブを介して消化管からマグネシウムを投与する方法は、より簡便で低コスト、かつ持続可能性の観点でも有利である可能性がある。しかし、ICUにおいて経腸補充がIV治療と同等に有効にマグネシウム欠乏を是正できるかは明らかでなかった。

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