概要
心不全は、心臓が身体の必要量に見合うだけの血液を十分に拍出できない慢性疾患である。心不全患者の多くでは、不整脈などの異常な心拍リズムも認められ、無症候性である場合もあれば、動悸、めまい、呼吸困難の増悪、失神、さらには急激な臨床的悪化を引き起こすこともある。すでに植込み型心臓電気デバイスを有さない外来の症候性心不全患者において、不整脈の真の負荷を測定することは困難であった。また、植込み型モニタリングデバイスで誘導される遠隔うっ血管理戦略が、不整脈発生を減少させるかどうかも不明であった。
ALLEVIATE-HF試験では、最近症候性心不全イベントを経験した患者に対し、連続植込み型心臓モニター(insertable cardiac monitor, ICM)による監視を用いて、これらの課題が検討された。本研究は、不整脈がどの程度発生するのか、それが臨床転帰とどのように関連するのか、またどの程度しばしば治療変更につながるのかを示す、重要なリアルワールドの視点を提供している。
