鎌状赤血球病におけるRAAS阻害薬は貧血を悪化させる:臨床的・機序的考察

注目ポイント

– レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系阻害薬(RAAS阻害薬、RAASi)は、鎌状赤血球病(sickle cell disease, SCD)におけるアルブミン尿の管理に広く用いられているが、貧血を悪化させる可能性がある。
– 横断研究および縦断研究のヒトデータでは、RAASi使用は他の治療の影響とは独立してヘモグロビン値の低下と関連していた。
– SCDマウスモデルによる実験では、RAASi治療下で骨髄の赤血球産生(erythropoiesis)が障害され、それに伴う貧血の増悪が示された。
– SCD患者でRAAS阻害薬を使用する場合には、腎保護効果と貧血リスクのバランスを考慮し、ヘモグロビン濃度を厳密にモニタリングすべきである。

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