概要
- 最近のR2D2-ICU無作為化臨床試験では、人工呼吸管理下のICU患者において、身体拘束の低使用(制限的)戦略と高使用(自由的)戦略の間で、14日目のせん妄または昏睡のない生存日数に有意差は認められなかった。
- せん妄は人工呼吸管理下のICU患者において依然として高頻度に認められ、人工呼吸期間の延長や入院期間の長期化など、予後不良と強く関連している。
- 身体拘束はせん妄発症の独立した危険因子として同定されているが、臨床試験では、拘束を最小化する戦略が必ずしもせん妄や昏睡の転帰を改善するとは限らないことが示唆されている。
- これらの知見は、身体拘束の日常的使用に関する前提に再考を促し、患者安全、興奮、せん妄リスクを踏まえたバランスの取れた対応の重要性を示している。
