注目ポイント
- ベースライン肺同種移植片機能障害(baseline lung allograft dysfunction、BLAD)は、両肺移植レシピエントの65.5%に認められ、死亡率上昇を独立して予測した。
- BLADは慢性肺同種移植片機能障害(chronic lung allograft dysfunction、CLAD)の発症リスク上昇と関連していたが、構造的要因および機械的要因がこの関連に交絡していた。
- BLADの主なリスク因子として、レシピエントのbody mass index(BMI)高値、集中治療室(intensive care unit、ICU)滞在延長、気管支狭窄、ならびにドナー年齢高値が挙げられた。
- 長期的には、BLADを有するレシピエントは、ベースライン肺機能が正常な症例と比較してスパイロメトリー指標の低下が緩徐であった一方、後期の肺機能悪化は主としてCLADによって規定された。
