研究背景と疾患負担
心不全(HF)は、特に保存期左室駆出率の心不全(HFpEF)に関連する負担が大きく、世界的な健康課題となっています。HFpEFは心不全症例の相当部分を占め、主に心臓が血液を効果的に送り出す能力を維持しながら正常な駆出率を保つことを特徴としています。HFpEF患者は、息切れ、疲労、運動耐容能の低下などの症状を呈することが多く、生活の質の低下と多大な医療費を招きます。治療の進歩にもかかわらず、多くのHFpEF患者は再入院や長期的な予後不良を経験しています。ナトリウム-グルコース共輸送体2阻害剤(SGLT2i)であるダパグリフロジンは、最近、心不全患者集団において臨床的アウトカムの改善を示しており、ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(スピロノラクトンなど)も同様に関連する心不全コホートで利益を示しています。しかし、SGLT2iとスピロノラクトンの併用使用の有効性と安全性に関するデータは限られています。この研究では、その点を解決することを目指しています。
