注目ポイント
・本研究は、新規の反復測定7Li MRI研究として、気分安定期にある双極性障害患者で安定した炭酸リチウム治療を受けている症例を対象に、10時間にわたる脳内リチウム分布を評価した。
・脳内リチウム濃度は血清リチウム濃度と高い一致を示したが、1日1回投与と1日2回投与のレジメンにより、日内変動の様相は異なった。
・白質では灰白質より高いリチウム蓄積が認められ、また、灰白質では脳脊髄液および白質よりも速い平衡化が観察された。
・これらの結果は、脳内の時間的薬物動態を考慮した、より精緻なリチウム治療モニタリング戦略を支持し、治療効果と安全性を最適化するための投与法選択に影響を与える可能性がある。
